1905年5月9日、アメリカのウェストバージニア州でアンナ・ジャービスという女性が、母の死をきっかけに、赤いカーネーションを配り「生きている間にお母さんに感謝の気持ちを伝える機会を設けるべきだ」と働きかけたことが母の日の始まりとして知られています。その発起人、アンナの母であるアン・ジャービスは、南北戦争中のウェストバージニア州で、「母の仕事の日」（Mother's Work Days）と称し、敵味方問わず負傷兵の衛生状態を改善するために地域の女性を結束させるなどの活動を行っていました。このような経歴を持つアン・ジャービスだからこそ、その娘・アンナの追悼式での行為が社会的にも注目を集めたのでしょう。母の日の始まりはアンナが母を想う気持ちから生まれたといっても過言ではないようですね。アンナが配ったカーネーションの花言葉が「母への愛」、「無垢で深い愛」と母性愛を象徴するものだったことも母の日を広める理由となったのかもしれませんね。歴史を踏まえると、今まで何となく渡していたプレゼントやカーネーションの花束も、少し違ったものに見えてきませんか？今年は少し力を入れて、定番のカーネーションでも少し変わった色をチョイスしてみたり、今流行りのハーバリウムやプリザーブドフラワーから、お母さんに一番似合うものを選んでみるのもいいかもしれませんね。